No one said picking up the shield again would be easy…【Captain America: Symbol of Truth (2022-) #2】

サム・ウィルソンとスティーブ・ロジャース。再び星条旗を身に纏い、それぞれの道を歩み始めた二大キャプテン・アメリカ。その内、サムを追う【Symbol of Truth】は第2回。
どうやら彼は、技術大国ワカンダをも巻き込む、大きな陰謀に巻き込まれる様子。とはいえ、各号の表紙を眺めると、しばらくはゲスト多数登場のスタートダッシュ期間となるようで。
今回、空飛ぶキャプテン・アメリカの冒険を盛り上げるのは…皆さんご存じ、饒舌な傭兵。意外と息の合ったコンビネーションに、大注目!
CASoT20222- (2)悪事企む悪党ども。今はまだ、種まきの時?
曰く、「この期間が一番楽しい」のだとか…?



<あらすじ>
超人血清の密輸に偽装し行われていた、難民の移送。全貌の掴めない不思議な事件に、キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンはさらなる調査を行う。
向かった先は、ラトヴェリア。関連を疑われる施設には、先の列車にも姿を現した傭兵たちと、サムもよく知る元アベンジャーが。奇妙な縁を感じながら、サムはデッドプール/ウェイド・ウィルソンと共に、疑惑の解明へと取り掛かる。
一方、自身の親戚も含んだ難民のケアに当たるファルコン/ホアキン・トレス。若き戦士もまた、治療を受ける人々の異変から、事件に潜むに気づき始めていた。
CASoT20222- (3)悪魔の支配する国で、こんにちは。
なぜ?どうして?ここに?疑問は尽きないが、ともかく頼もしい味方だ。





<ウィルソン&ウィルソン>
その奇抜で予測不能の言動から、出会っただけでも嫌な顔をされることの多いデッドプール。とはいえ、サムとは部署が違うとはいえ、同時期のアベンジャーズで活躍した仲ということもあってか、比較的スムーズな合流。(個人的には、ちょっと拗れて欲しかったですが)
ウェイドにしても、無目的にラトヴェリアに迷い込んだわけでなく、本来の仕事賞金稼ぎをやりに来た"ガチモード"なようです。
というわけで、40フロアーもある大施設で、ヒーロー2人が大乱闘する様を楽しむだけでも、十分満足感のある号ではないでしょうか。
CASoT20222- (4)「喋りながらチューインガムを噛むのなんて、わけないぜ」
敵陣を突っ切りながら、キャップに丁寧に状況説明するのは、歴戦の傭兵ならではの荒業?



では、デップーの追う賞金首とはいかなる存在か。超人血清に関与していたり、難民をかどわかそうとしている?
一流の仕事人として、下準備はバッチリのウェイド。彼が狙うのは、そういった線の悪事との関連は見られず、どうやらもっとヤバいものをやり取りしている悪党なのだとか。
その"クソッタレな白人至上主義者"が商売に使っているのは、ヴィブラニウム。ワカンダの至宝にして、門外不出とされている、あの鉱石です。



手がかりを探すばかりのサムたちには知る余地もないのですが、話を聞く読者視点では、すぐに一人の人物が思い浮かびます。#0から、思わせぶりにキャップを見つめていたホワイト・ウルフ
前号の、列車事件への関与は明らか。続けて、二大キャップの宿敵の一人、クロスボーンズを勧誘するなど、水面下で悪だくみをする人物。
ただ恐ろしいのは、決して自らが矢面に立たず、あくまで"水面下で"動いていることでしょう。
CASoT20222- (5)邪魔者は排除し、着々とターゲットの首を絞める。
得物を前にした余裕は、底知れぬ実力の表れ。



今回はさらに、難民を保護、治療していた建物を襲撃。政府職員やファルコンの活躍もあり、大事には至らなかったものの、大胆不敵な犯行には目を奪われます。
しかもウルフの本当の目的は、同施設に囚われていた列車襲撃犯の口封じ。"雇用主"について喋りかけたところで、牢屋の前に二つの影が立ちふさがるのだから、露骨。
この騒動で、難民たちが列車に乗せられる前、何らかの研究所で実験を受けていたという話も、ウヤムヤになってしまいます。血清、ヴィブラニウム、そして不気味な実験と…まあ本当に、二重三重の仕掛け
CASoT20222- (6)治療所の無機質な光景に、"研究所"を思い出す。
いとこを前に口を閉じるホアキンだが、彼は他の難民たちに"異常"が起きたことを知っている。
一部の被保護者たちは、危篤状態に陥っていたのだ。





ホワイトウルフの計画は、こうして複雑なこと自体に意味があるのだとか。十分な備えがあるのならば、すぐさま星条旗のアベンジャーの喉元に噛みつきたいと猛るクロスボーン。しかしウルフに言わせれば、収穫だけを楽しむようでは二流、三流
本当に楽しむべきは、種まき、田植え。これをいかに、ターゲットに知られずに行い、気づけば相手が身動きが取れない状況へと追い込むか。これにこそ、真のスリルと達成感がある。
早々に真犯人の正体が明かされているのも、読者にすら全貌を掴ませないための、むしろカムフラージュなのかもしれません。彼の本当の計画が動き出した時、サムも我々も「してやられた!」と唸ってしまう。そんな結末が、待ち構えているのかも。

こういった展開になると、不明瞭な部分や会話パートが増えて、物語としては派手さが欠けがちですが、この点は(少なくともしばらくは)心配無用でしょう。冒頭述べた通り、様々なゲストが華を添えるからです。
傭兵たちをなぎ倒し、ラトヴェリアを脱出せんとするサムとウェイド。ところがその眼前に、デッドプール以上にやっかi…めんどu…豪華なゲストが。
この国に来たとあっては、拝謁せずにはいられない、あのお方。ホワイトウルフというメインヴィランに負けない威圧感を出しながら、王が不遜な侵入者二人と対峙するのは次号!
CASoT20222- (7)「目当ての悪党が見つからなかったから、退散だ」?
いやいや、悪党なら"吾輩"の前にいる。

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