KING OF THE MONSTERS VERSUS KING OF THE DRAGONS!【Deadpool #10】

クラコアという、ミュータントの共同自治区には馴染めず、モンスターの王国で独自の体制を築いてきたキング・デッドプール
となれば、【King in Black】なんてイベントも関係ない?いやいや、自分と同じを名乗り、カバーイラストまで黒くしてしまう悪党なんて、倒してしまわなければ!
お得意のメタネタが、続々炸裂!こんなタイイン誌、見たことない!
DP201910- (2)最強モンスターヒーローチーム、アッセンブル!
黒いドラゴンなんて、ぶっ飛ばせ!



<あらすじ>
気に入らないやつが、俺ちゃんの王国個人誌に侵入しようとしている。ついに王の落日の日がやって来た?そんなこと知るもんか。
これは、シンビオート案件。そして、ビッグなイベントタイイン。なら、キング・デッドプール活躍の場!
我が王国から選りすぐりのモンスターたちを率い、【King in Black】に殴り込みだ!
DP201910- (4)ズラリと並んだ特戦隊…は、このシリーズではお馴染みの面子。
でもこうして、シャッターチャンスの提供は忘れずに。





<イベントを仕込む大いなる意志にも反逆を>
アベンジャーズでの記憶が消え、ミュータントの半端者としてクラコアにも受け入れられず。そんなデッドプールの孤独を癒したのは、モンスターたちが肩を寄せ合って暮らす王国の存在。
そのに選ばれた彼は、ここでの生活も虚構のものだと理解しながら、時に力を振り絞り、時におもしろおかしく生きている。
2019年シリーズは、彼の王としての生活を描いてきたシリーズなのですが…このタイイン回に限っては、そんな悲哀はどこへやら
DP201910- (3)王国の勝手も、だいぶ分かって来た。
今なら、誰も見たことない、クロスオーバーイベントを乗り越えるチームが結成できる!



モンスターハンター、エルサ・ブラッドストーンや「臣下」たるモンスターたちを率いているのは変わらず。ところが彼は、冒頭から意味不明なことを呟きます。
「これはタイインイベントなんだぜ!」そう、今となってはかえって新鮮。黒の軍勢の襲来に対して、デッドプールは第四の壁突破能力を炸裂させてしまったのです。



となれば、あとは我が道を行くばかり。いざ出撃しようとするキングは、なんだか今後の伏線にもなりそうな破滅の予言を、モンスター神父たちに聞かされます。
でも、そんなの関係ない。だって外の騒動を見れば、これがクロスオーバーイベントなのは明らかじゃない。
それよりも、モンスターたちの力を借りて、ブラックドラゴンとの巨大戦を再現してしまおう。夢を叶える機会を、逃してなるものか。
DP201910- (5)人やモノを呑み込むジェルビーの身体を借りて、いざ怪獣バトル!
尻から飛び出すレーザーで、突撃!突撃!突撃!



もちろん物語を盛り上げるため、友情愛情をエッセンスとすることも忘れない。シンビオートに侵食されてしまった、愛すべき陸サメジェフを助け出さないと。
そして、本来怪物を狩る立場にありながら、ウェイドに興味を持ったエルサとのロマンスは、この吊り橋効果で進展させる。
どこまで無自覚で、どこまで自覚を持ってやっているのか。「もっと大きな存在」の書いた台本通りなのか、俺ちゃんの描くシナリオ通りなのか。それすら煙に巻きながら、バトルは進行。
DP201910- (6)もうダメかとなったら、最後の作戦と気持ちを伝える。
これこそ、大型イベントのクライマックスシーン。





イベントタイイン誌という大切な場で、ここまでやってもサマになってしまうのは、デッドプールのキャラがあればこそなのでしょう。
あるいは、こうして俺が俺がと出ていくことこそ、人の意志を喰らうヌルに対する、最大の反撃なのかもしれません。
DP201910- (7)侵されても、そこから切り離せば問題なし。
シンビオート最大の天敵は、超回復のデッドプールだ。狂気をのぞかせる場面も。



いずれにせよ、人を選ぶ一作であることはたしか。近年の作品では、デッドプールの繊細、傷つきやすい部分がフィーチャーされる傾向にありますし、それをここまで記号化してしまって良いものか。【Absolute Carnage】での因縁を、もっと掘り下げた方がよかったのでは。
いやいや、こうして活き活きしている姿こそ、彼らしい。たくさんあるイベント関連誌に、こういったノリのものがあっても良いじゃない。
…もしかしたら、こうした賛否両論を呼ぶことこそ、キング・デッドプールの思惑通り…?
DP201910- (8)そしてこれからも、王の日々は続く。
仲間に囲まれながら。この「物語」が終わるまで。

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